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TOHO INTERVIEW

【第58回】東南アジア3か国を9日で巡る卒業ツアーを提案 若い今だからできる冒険の旅を

「海外卒業旅行企画コテスト2019」で優秀賞

ファムティ・チャンさん

経営学部国際ビジネス学科2年生

ファムティ・チャン(PHAM THI TRANG)

 ベトナム出身。名古屋市にある愛知国際学院で2年間、日本語を学び2018年4月に経営学部国際ビジネス学科に入学。高校まで過ごしたベトナムや日本では、国内旅行の経験はあるものの海外旅行の経験はなし。卒業後は、経営学部で学んだ知識と、ベトナム語と日本語を生かして日本で働くのが夢。

 学生たちのユニークな海外卒業旅行プランを競う、日本旅行業協会(JATA)主催の「海外卒業旅行企画コンテスト2019」で、見事、〝準グランプリ〟である優秀賞に輝いた経営学部国際ビジネス学科2年生のファムティ・チャンさん。「スローライフを感じ、冒険旅に出よう~Our Adventure」のプランを発表したチャンさんに聞きました。

――「スローライフを感じ、冒険旅に出よう~Our Adventure」のプランは1人で考えたプランですか。

 発表はチーム発表で、私たちのチームは「青春」。もう1人のメンバーだった同じベトナム人留学生の同級生ルォンティ・ハウさんと2人で考えました。ハウさんは都合で参加できなくなりましたが、2人で意見の交換をしながら私がまとめました。中部国際空港からバンコクに入り、夜行バスを使ってタイ、カンボジア、ベトナムの3か国の国境を越え、9日間かけて巡るツアー。夜行旅行代金は19万円です。

――どうしてタイ、カンボジア、ベトナムを選んだのですか。

 きっかけは、同級生ら日本の学生たちは、私の母国であるベトナムを始め、タイ、カンボジアなど東南アジアの国々に対する認知度が低いと思ったからです。どこにあるのと聞いてもよく知らない学生もいました。ヨーロッパより近いのに東南アジアは知られていません。卒業を機会に、夜行バスを使いツアー料金を安く抑え、物価も安い3か国を巡るツアーは学生向きだと思いました。体力的にはつらいけど、若い今だからできる経験だと思います。

――プレゼンで発表したポイントを教えてください。

 「なぜ東南アジアか」という点では、私たち2人が東南アジア出身であることです。予算が限られる卒業旅行では、手頃な値段で満喫できることもポイント。「なぜ夜行バスか」という点では、ツアーで利用するバスは貸し切りで安全です。宿泊の費用を節約し、車窓から風景を楽しみながらゆっくり移動することができます。タイ、カンボジア、ベトナムは陸続きのため、バスで国境を越えて移動することができます。

――ツアーのおすすめのポイントは。

 タイでは、人々の生活にも、信仰にも欠かせない存在であるゾウに乗る体験、90%以上が原生林で、多様な動植物が見られるラン島での自然体験などです。4日目からのカンボジアではアンコール遺跡や、木々の間に張られたワイヤロープを滑車で滑り降りる遊びの体験や、伝統舞踊の鑑賞など。6、7日目のベトナムではアジア最古と言われる世界最大の洞窟群の見学、北部標高1600mの山間部にあるサパでのホームステイ体験。折り紙を持参して日本の文化も紹介しての異文化交流の機会も盛り込みました。限られた日数で最大限に楽みながら、印象深い卒業旅行の思い出がつくれればと思いました。

――チャンさん自身は旅の経験は。

 私はハノイからバスで1時間半ほどのハイズオン省という地域の出身ですが、高校時代まで過ごしたベトナム国内もごく一部しか訪れたことがありませんし、海外旅行の経験はありません。日本にきて、友達と京都、大阪方面に旅行しましたが、友達と一緒の旅行って楽しいなと思いました。海外での卒業旅行では、やはり安全、安心は大きなポイントになると思います。ツアー化すれば、個人で旅行するよりは安全、安心だと思います。

――最終審査で提案したプランは最初の案からどんな点が改善されたのですか。

 所属する宮本佳範先生のゼミでは、海外卒業旅行コンテストへの挑戦をゼミ活動として取り組んでいます。今年度も5、6グループに分かれてプランを作りました。私とハウさんが考えたプランが最終審査まで残るとは思いませんでした。宮本先生やゼミの皆さん、日本旅行の方のアドバイスをいただき、日本語の文章をかなり直しました。行程表つけたのも日本旅行の方の指摘です。異文化体験の企画も歴史の勉強をすることから始めた方がいいという助言をいただきました。

――大学を卒業後はどんな仕事をしたいですか。

 ベトナムはまだまだこれから成長していく国ですが、最近は日本や海外に出る若者が増えています。私も日本で就職したいと考えています。経営学部で学んだ知識と、ベトナム語と日本語が使えることが役立てられる仕事が出来ればと思っています。今回のコンテスト参加で、旅行の仕事にも関心が深まりました。