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TOHO INTERVIEW

【第51回】強い気持ちで前に進めた「キャリアインカレ」 可能性せばめずチャレンジ精神を

キャリアインカレ決勝大会に出場

山本玲子 水野真衣さん

ともに経営学部地域ビジネス学科2年生

山本玲子(やまもと・れいこ)

 岐阜県立本巣松陽高校出身。上條憲二教授ゼミに所属。学生寮「TOHO Learning House」の寮生ではないものの、同寮を拠点にした「ゲストハウス」や「認知症カフェ」の活動にも参加。岐阜市の自宅からの通学。(第46回「TOHOインタビュー」参照)

 

水野真衣(みずの・まい)

 東邦高校出身。手嶋慎介准教授ゼミに所属。山本さん同様、寮生ではありませんが寮活動に関わっており、2018年2月に学内で開かれた「地域と連携した教育活動」報告会では山本さんとともに寮活動についてプレゼン。3人姉妹の長女で自宅は名古屋市守山区。キャリアインカレ決勝大会出場の翌日が成人式でした。

 全国から348チームが参加した大学生のビジネスコンテスト「キャリアインカレ2018」。愛知東邦大学からも経営学部地域ビジネス学科2年生の山本玲子さん、水野真衣さんのチームが出場し、1月12日に東京で開かれた決勝大会に進出しました。グランプリは逃したものの、「まだ、東京で夢見てんの?地方で夢叶えよう構想」を掲げ、地方創生への熱い思いをぶつけた2人に、榊直樹学長からインタビューしていただきました。

――グランプリは逃しましたが、審査結果の発表を聞いてどう思いましたか。

 水野 妥当だなと思いつつ、やはり悔しいなと思いました。当日、午後5時からの本番を前にした会場でのリハーサルで、出場全チームのプレゼンを聞くことができました。その時、優勝したチーム(ワコール代表の早稲田大学)のプレゼンは、突っ込みどころがないというか、すごいチームだと思いました。あの時点で、優勝するのはここだなと思っていましたから。ワコールさんは「ニコニコ生放送」のユーザーアンケートでも最高の5点でしたから、グランプリはここだなと思っていました。

山本 私もリハーサルを見ていて、優勝はこのチームだなと思いました。ですから、やはり、結果は予想通りでした。ショックではなかったですが、悔しいとかと聞かれれば本当に悔しいです。

――悔しいというのは、自分たちがかなり努力して、精一杯やったけれど、それよりももっと実力が高いところがあったという悔しさなのか、自分たちがもっと努力していればという悔しさですか。

 水野 私の悔しさは、審査項目の一項目である表現力が足りなかったことです。伝えきれなかったという悔しさです。内容については、自分でいうのも何ですが、ワコールさんより大きな視点でとらえた、納得できるものだったと思っています。

山本 個人的にはもっとしっかり準備していればという思いもあります。これを始めたきっかけも、本当に優勝を狙うというより、やってみる?という軽いノリだった。気がついたら準決勝まで来ていました。ここから、「すごいところに来てしまったね」ということになりました。周囲もかなり盛り上がってきましたし。年末年始も、私たちを代表に選んでくれた自民党本部(東京)に話を聞きに行くなど、頑張ったつもりです。他のチームよりどれくらい頑張ったかどうかは分かりませんが。

 ――自分で自分をほめてやるとしたらどんなところですか。

水野 今回のプレゼンでは、個人的には、玲子ちゃんの思いを何としても伝えてやりたいと思っていました。そのために、どうプレゼンを組み立てていけばいいかを考ました。自分なりにはうまくやれたので、ほめてあげるとしたらそのあたりですかね。

山本 「まだ、東京で夢見てんの?地方で夢叶えよう構想」というテーマにかけた思いと熱量はどのチームにも負けなかったと思います。だから、自民党の方も準決勝大会で選んでくれたんだと思いますし、最後まで応援していただきました。

――プレゼンは東京にいる人たちに対するきつい投げかけも含めたテーマでした。準決勝、決勝と東京に行って感じたことはありましたか。

 水野 東京はいろんなお店も多いですよね。だから、いろんな所に行ってみようという人であふれているのでしょう。その点、名古屋はほかに行ってみようというお店が少ないのかも知れません。東京は遊びに行くのは楽しいかも知れませんし、私もこれまでに10回以上は行っていますが、住みたいとは思いません。

山本 東京は人が多すぎます。疲れるというか。私も住みたいとは思いません。

――今回の「キャリアインカレ」に参加して、自分は変わったと思いますか。

 山本 自分の考えていることを人にどんどん伝えたいと思った以上に、自分には言いたいことがたくさんあるんだと気づきました。そういう意味では、自分は人前に立つの好きなんだなと思いました。

水野 私はどちらかというと、頭の中で考えて、プレゼンとしてまとめるのが楽しいと思いました。けれど、そのわりには第三者に見てもらったら、こちらの考えていることがうまく伝わっていないことも多いことが分かりました。決勝大会では、思っていることの半分以上は絶対伝えなければと思いましたが、切り捨てたことの中には、必要だった要素があったのかも知れません。伝えることの難しさを実感しました。

 ――全国大会という大舞台。堂々主と主張している2人を誇らしく思った愛知東邦大学の学生たちや教職員も多かったようです。

 山本 全国大会という実感はなかったですが、周りの盛り上がりは感じました。先生たちもいろんなアドバイスをしてくれました。

水野 あしたは決勝かあというくらいかな。周囲の盛り上がりに負けないよう、自分たちが、何を伝えたいのか、やりたいのは何なのかを考えました。先生たちはいろいろ言ってくれるけれど、私たちが思っていないこともありました。自分たちのスタンスを貫こうという点では2人の感覚は同じだったので、最後までチームワークが保てたと思います。「ニコニコ生放送」の書き込みも、他大学に比べて愛知東邦大学関係のコメントには一人ひとりの思いが込められていてすごく励みになりました。みんな、見るだけでなく応援してくれているんだととても嬉しかったです。

 ――2人のそれぞれ持ち味はあるでしょうがユニットを組んでよかった思ったのはどんな点ですか。

 水野 違う意見でも、お互いが納得できるように言い合えました。プレゼンの内容は2人で考えましたが、どう伝えるかははすべて山本さんに頼りました。彼女のプレゼン力はすごいと思いました。

山本 私はああしたい、こうしたいとか気持ちを前面に出し、わがままなこともずいぶん言ったと思います。ミズマイはそれをロジックな感じで受け止め、応えてくれました。そういう面でバランスが良かったのかな。

 ――今回の体験を通して、愛知東邦大学で一緒に学んでいる学生たちに贈るとしたらどんな言葉を贈りたいですか。

 水野 私は高校時代、考えることは好きでしたしたが、成績は下から数えた方が早かったです。でも、それでも、ここまで行けました。準決勝大会では東京の有名な大学にも負けませんでした。自分の強い気持ちがあれば前に進めると思います。

山本 今回のようなビジネスコンテストでなくても、何に対しても、自分に対して、勝手に限界を決めないことが大切だと思う。周りを見ると、自分で上限を決めてしまっている仲間もいます。オレは無理とか、可能性の範囲を勝手に狭めることはしないで絶対チャレンジし続けるべきです。ネガティブはダサいです。愛知東邦大学では地域連携とか東邦プロジェクトとか、思いを実践に移せる環境が年々充実しています。これからもどんどん発信していければと思っています。私も生まれ育った岐阜からの視点から、〝地方創生〟を卒論としてまとめてみようかとも考えています。