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参加学生の感想

北欧視察・体験研修

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人間学部開学記念事業の一環として、教育、雇用、社会保障等の問題では世界の先進国といえるスウェーデンに出かけました。日本に限らず、世界の国々から視察が相次いでいる国ですが、10人以上のグループでの視察は「視察公害」として断られているのが現状です。本学では、経営学部・人間学部の学生23人が参加しましたが、提携姉妹校であるイテボリ大学の二ルソン教授などの企画立案により、23人を6班に編成し、少人数により就学前教育施設や高齢者保健施設を視察・プログラム体験することができました。

日中は、児童と共に教育・保育活動を体験し、夕刻からは専門職の方々を囲んでのミーティングを行い、質疑応答を交えた懇談・交流に花を咲かせました。

フリーの日は、学生それぞれが町に出かけたり、路面電車を利用したりしながらその町の文化に触れあいました。フランス経由での帰国時は、世界一の観光都市でもあるパリに寄り、2日間、ヨーロッパ文化を堪能しました。

アメリカ、ニュージーランドへの語学研修

英語の短期語学研修(2-3週間)として、毎年、アメリカ、ニュージーランドへの研修を交互に行なっています。アメリカはシアトル近郊、ボーイング社の世界最大の工場があるエベレット市のエベレット・コミュニティー・カレッジ。ニュージーランドは南島、クライストチャーチ郊外にあるリンカーン大学。いずれも本学交流協定校で、キャンパス内で英語の集中講座を受けるとともに、現地家庭にホームステイし、たっぷりと英語漬けになるプログラムです。これで「ペラペラ」。という訳にはいきませんが、異文化で暮らす感覚がつかめ、「このまま行けば話せるようになりそうだ」という予感が生まれるでしょう。

次のステップは、半年から1年の長期留学。本学協定校への留学なら休学にならず、取った単位の本学単位に読み替えられ、4年での本学卒業が可能です。成績優秀者には奨学金もあります。下記は、短期研修に参加した学生の感想文です。

自分を見つめなおした2週間

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(RB06158 野村 明里)

「また、行きたい。」と帰りの飛行機の中で思った。
このエベレット短期研修は、たくさんのことを学び、体験し、吸収した2週間だった。アメリカ文化や日本文化について深く考えることにもなったし、自分自身のことをじっくりと見つめ直す機会にもなった。

3月3日、私は初めてアメリカに行った。親と2週間離れるのも初めてだった。しかも、全くの他人の家にホームステイをして、家族の一員として過ごすわけだから、不安だった。行く時は本当に逃げ出したくなるほどいやだったが、自分からこの研修に行きたいと言い出したので、そんな弱音は言えなかった。

シアトルに着いてから、車でエベレット・コミュニティカレッジに向かった。教室に入ると、ホストファミリーが迎えてくれた。私の家族は事情があって迎えに来れないということなで、家族のママのお父さんが家まで送ってくれた。家に入った瞬間に迎えに来れない理由がわかった。いちばん上の子供の誕生日で、パーティをしていたのだ。家の中を案内してもらって家族と話したけれど、英語ばかりで何を言っていいかわからなかった。ベットタイムになって、ひとりになった途端に、本気で早く日本に帰りたいと思った。自立できていない自分に腹が立って悔しかった。

次の日はパパの誕生日だった。普段日本で私は家の手伝いをしていなかったため、おぼつかない手つきであったが、私なりに必死にお手伝いをした。夜になって、誕生パーティが始まった。アメリカではお父さんの誕生日にもパーティをするという現実を見て、日本とアメリカの文化の違いを実感した。こうしてあっという間に初めの週末が終わり、アメリカでの生活にも慣れ、私なりに少し強くなれたような気がした。

月曜になり、エベレットでの研修が始まった。最初はアメリカの学生の質問に私たちが答える授業だった。驚いたのは、私たちが知らない日本のことを、アメリカの学生が知っていたということだった。私たちが日本のことや日本の文化について何も知らないということを痛感した。ミーティングでマユミ先生が「一期一会」という言葉について話してくださった。そんなこと、日本で習ったと思って軽く聞いていたが、その言葉の本当の意味がわかったのは、少しあとになってからだった。

それからいろいろな授業に参加させてもらった。アメリカの学生は、みんなすごく真剣に取り組んでいた。アメリカでは、ほとんどの学生が自分で学費を払っているそうだ。学費は親が出すものと思っていた自分が恥ずかしくなった。

家に帰ってからは、家事を手伝ったり、子供たちと遊んだり、出された宿題をしたりした。普段日本では、友達と遊んだり、バイトに行ったりしていて、家族でご飯を食べることはあまりないのに、アメリカでは毎日ホストファミリーと一緒に過ごした。週末は島にピクニックに行った。日曜に家族は教会へ行き、私はLeavenworthに連れて行ってもらった。夜は家族でご飯を食べた。最後の週は、一瞬一瞬が本当に大切に思えた。このとき、「一期一会」というのは本当に素晴らしい言葉だと思った。

この2週間で、人は変われるということがわかった。日本にいるときと違って、甘えはきかないし、迷惑もかけられないので、家の手伝いをし、自分のことは自分ですることができた。これまで自分が甘えていたことがわかり、親に対して感謝の気持ちを持てるようになった。そして自分自身も以前より少し強くなれたように思う。

アメリカ人学生の訪日研修

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私たちの協定校、エベレット・コミュニティー・カレッジには日本ビジネス研究所(NBI)といユニークな研究機関・施設があります。本格的な日本庭園や茶室などもあり、アメリカ人学生の日本文化学習の拠点となっています。このNBI主催で同大学の学生たちが隔年で本学を訪れ、約2週間、日本文化を学んで行きます。彼らは本学授業に出て学生と交流し、空手、書道、茶道その他日本文化を体験し、名古屋、愛知の産業などを視察し、学生の家にホームステイし密度濃い交流を行っていきます。この時知り合った双方の学生たちが、エベレットへの本学短期研修で再び友情を温める展開にもなります。

エベレット・コミュニティー・カレッジとは、今後さらに教員の相互派遣・研究交流、アメリカ人学生の長期留学やインターンシップの受け入れなど交流強化をはかる計画を始動させました。その準備として、2009年9月、本学から5名の代表団をエベレットに送りました。その模様が現地新聞にも大きく取り上げられています。

人的交流の蓄積

地域・国際交流委員会では、シンポジウムその他、学内での人的交流活動にも力を入れてきました。簡単に振り返ると、開学直後の2001年7月に、米ポートランド州立大学のスティーブ・ジョンソン先生を招き本学で講演会を行いました。同大学は地域と連携した大学教育で米国における先進事例で、その一線に立つジョンソン先生から貴重な話が聞けました。同7月にはイギリスのミドルセックス大学からドリスコール副学長など首脳3名、翌2002年3月にはイエテボリ大学からニルソン先生が来学して「スウェーデンの教育」と題して講演を行って頂きました。同6月にはアメリカの代表的な「社会起業」NPO(非営利団体)、ジュマベンチャーズ(本部・米国サンフランシスコ)のダイグル・マイアー氏を招き、東邦高校で地域の人々とともに講演会を行ないました(名東区教育文化フォラム)。2006年7月には中国の協定校、雲南大学の畢世鴻先生を招き、日本流通学会中部部会との共催で、日中シンポ「雲南発展モデルの特徴と課題」を行いました。エベレット・コミュニティー・カレッジからの訪問は多いですが、最近では、クリスティーン・カーリン副学長、クレイグ・ルイス社会科学部長、マユミ・スミスNBI所長らが相次いで訪れています。

今後もあらゆるチャンスをとらえて、このような講演会、人的交流のプログラムを積極的に行なっていく予定です。