【第41回】応援してもらえる男子サッカー部になりたい 1部リーグ昇格は秋の後半戦が正念場

男子サッカー部主将

馬塚貴之さん人間健康学部4年生

馬塚貴之(まづか・たかゆき)

 浜松市出身。サッカー王国と呼ばれる静岡県育ちということもあり日韓ワールドカップ(2002年)が開催された小学1年生からスポーツ少年団サッカーチームに所属。県立浜名高校を経て2014年に愛知東邦大学入学。男子サッカー部では3年生後半から主将。2002年創部以来初の東海大学サッカー1部リーグ昇格をめざしています。

東海学生サッカーリーグ2部に所属する男子サッカー部が2017年前半戦11試合を6勝4敗1引き分けで終えました。8チーム中2位で後半戦10試合に挑みますが、2位以内なら1部リーグに自動昇格します。接線模様のリーグ戦はこれからが正念場ですが、悲願の1部リーグ昇格へチームを牽引するキャプテンの馬塚貴之さんに聞きました。

 

――東海学生サッカーリーグ2部の愛知東邦大学は前半戦を2位で折り返しました。創部以来の悲願である1部昇格が視野に入ってきたのでは。

 東海学生サッカーリーグは今年から1部リーグが10チームから12チームに、2部リーグが10チームから8チームとなりました。その中で2部リーグの前半1位の愛知学泉が7勝、2位の愛知東邦が6勝、3位の名城が5勝、4位、5位の名古屋、愛知が4勝、6~8位の愛知淑徳、名古屋産業、南山が3勝。それぞれ1試合の勝敗差で順位が入れ替わるダンゴ状態での折り返しです。ですから2位で前半を終えたというおごりなど全くありません。ずっと緊張感を持ち続けながら秋の後半戦に入っていきます。正念場はこれからです。

 

――出身の静岡県立浜名高校もサッカー強豪校ですね。

 全国高校サッカー選手権大会にも何度か出場しているほかJリーガーも輩出していますし、W杯出場選手もいます。僕は3年生の時に副キャプテンでした。県大会では準々決勝では静岡学園という有名なスポーツ校に勝ちましたが、準決勝で清水桜が丘(昔の清水商業)に負けました。優勝が藤枝東。サッカー王国だけに高校サッカーも強豪校がひしめいています。プレミアリーグという全国リーグの下にプリンスリーグ、県リーグ1部、2部があります。浜名高校は県リーグ2 部でしたが、3年生の時、頑張って1部に上がりました。愛知東邦大学は愛知県リーグから東海学生サッカーリーグ2部に上がってまだ10年足らず。一つ上のカテゴリーに勝ち上がる難しさは高校時代の経験でも身に染みていますが、入学して以来、勝ち上がるチャンスのある場に身を置いて活躍してみたいと思ってきました。

 

 

――5月に開かれた学生11団体による初の活動報告会では男子サッカー部主将として、女子サッカー部、硬式野球部の活躍に対する悔しい思いも語っていましたね。

 報告会では、男子サッカー部が最終節終了時には優勝という結果が残せるよう頑張りたいという決意を中心に報告しました。インカレ出場の女子サッカー部、2部リーグ優勝決定戦に勝ち進んだ硬式野球部に対して、僕ら男子サッカー部はもっと悔しいという気持ちを持たなければと思います。そういう所で活躍できるからこそ多くの方々に応援もされ評価もされるわけです。男子サッカー部はというと、残念ながら中途半端な位置にいます。悔しさを刺激にして頑張らなければと思うんです。昨年の4年生が早めに引退したため3年生後半から主将になりましたが、年末にあった女子サッカー部のインカレ壮行会には初めて男子サッカー部員全員で出席しました。僕らも頑張れば、こういう風に応援してもらえる機会が必ず実現するんだと思ったからです。

 

――報告会では学業の面でも男子サッカー部の評判を上げたいと決意を述べていました。

 学生である以上、勉強で頑張ったうえでサッカーに集中すべきだと思います。男子サッカー部の低迷が続いていた時期は練習中の私語が多かったり、運動量が少なかったり、サッカーに集中できる環境としてよくありませんでした。勉強とサッカーが両立できないとどうしてもそういう環境になってしまうのではないかと思います。幸い、ここ数年で部員たちの意識もかなり変わり、勉強の面での先生方の評価も良くなってきました。キャプテンとして僕が大きく変えたわけではありませんが、下級生部員たちがそういう方針についてきてくれているのは大きいと思っています。昨年から監督に就任した伊藤数馬先生も年齢が僕らに近く、試合中もずっと声を出して指示してくれます。チーム全体でうまくコミュニケーションが取れている感じです。

 

――大学までサッカーを続けてきて得られたものは何ですか。

 かけがえない仲間と出会い、多くの友をつくれたことです。まさにサッカーに感謝です。サッカーは一人では勝てないスポーツ。サッカーを通して互いの意見をはっきり言い合う、信頼し合うなどでのチームワークの大切さも学びました。サッカーはやっていると楽しく、試合に勝つとまたやりたくなります。実は今季前半11試合中、勝てなかった3試合は僕が就職活動で出られなかった試合です。大きな戦力ではなくても、出ていればチームのモチベーションを高められたのではなかったかとも思いました。残された学生生活を、悔いが残らないようサッカーとともにすごします。

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