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「2020年東京パラリンピック」で地域創造研究所がシンポ

2017/2/27

 愛知東邦大学地域創造研究所が主催する「2020年パラリンピックを活力あるものに~車椅子バスケットボールを中心に~」をテーマにしたシンポジウムが2月25日午後1時半からL棟4階のLCホールで開催されました。
 主催者を代表して地域創造研究所の山極完治所長(経営学部教授)が、「2020年に東京でパラリンピックが開催されることを契機に本研究所も障害者スポーツという新たな視点からの研究課題に取り組んでいくことになりました。本日をその出発点にしたい」とあいさつ。人間学部の石川幸生教授をコーディネーターに、5人のシンポジストによる意見交換が2時間にわたって行われました。

 指導者の立場から、リオ2016パラリンピック日本選手団団長で至学館大学教授の大槻洋也氏、愛知県障害者スポーツ指導者協議会競技委員長で岡崎女子大学教授の小野隆氏、日本車椅子バスケットボール連盟競技委員会委員長で名古屋市総合リハビリテーション事業団スポーツ振興部課長の小川智樹氏の3人が発言。選手の立場から、いずれも愛知県車椅子バスケットボール指定強化選手で、愛知東邦大学経営学部3年の田中修弥さん、名古屋市科学館勤勤務の有川美穂さんの2人が意見を述べました。

 パラリンピックの現状や課題について、大槻氏は「パラリンピックは障害者が住みやすい街づくりという点でも大きな意義がある」、小野氏は「心のバリアフリーが浸透する教育が必要」、小川氏は「本日午前中に愛知東邦大学で開催された車椅子バスケ体験会のように、小学生からこうした体験をすることで、心のバリアフリーは大きく広がる」などと指摘。
 田中さんは「普通の学生のようにアルバイトができない僕らにとって、愛知県に指定強化選手に選んでいただき感謝しています。障害者スポーツ人口が増えることは、それだけライバルも増えることになるが、頑張って東京パラリンピックに出たい」、有川さんは「3年前から日本代表として国際試合に参加しているが、日本と世界との実力差はまだまだ大きい」と、東京パラリンピックでのメダル獲得へのハードルはまだまだ高いことを指摘しました。

 閉会のあいさつで榊直樹学長は「2時間の意見交換をお聞きして、東京パラリンピックはハード面でもソフト目面でも社会を変える大きなチャンスであると思いました。そのためにも指導者の皆さんは強い選手を育て、選手の皆さんはその期待に応えてください」と述べました。