愛知東邦大学

2017.02.27

車椅子バスケットボール体験会に小学生27人が参加

 愛知東邦大学体育館で2月25日、小学生を対象にした車椅子バスケットボール体験会(地域創造研究所主催、大勝志津穂准教授ゼミ共催)が開催され、小学生27人が参加しました。
 体験会は、大勝ゼミで「イベントプロデュース」について学んできた経営学部地域ビジネス学科3年生の田中秀弥さんと倉橋侑子さんが中心となって企画し、男女バスケットボール部員13人が運営に協力しました。田中さんは2020年東京パラリンピック愛知県車椅子バスケットボール指定強化選手。実技面では田中さんが所属する社会人の車椅子バスケボールチームである岐阜SHINEの8 人と名古屋WBCチームの2人に模範試合も含めて指導していただきました。

 体験会は午前9時にスタート。社会人クラブチームメンバーから、車椅子の操作や車椅子バスケットボールのルールについて説明を受けた後、小学生たちはグループに分かれてさっそく車椅子の操作を体験。ブレーキのついていない車椅子を止めるため、車輪のフレームを手で押さえる操作では、「思った以上に力が加わる」「腕が痛い」などの声も相次ぎました。
 社会人クラブチームメンバーらによる模範試合の後、小学生5人ごとのチームにクラブチームメンバーがサポート役に加わっての試合形式での練習や実際の試合体験も行われました。名古屋イーストバスケットボールクラブから小学生22人を引率して参加した指導者の原田登志幸さんは「うちのクラブは創部14年ですが、子どもたちが車椅子バスケを体験したのは初めて。素晴らしい企画で、子どもたちは得がたい経験をさせてもらいました」と話していました。

 閉会式では、小学生代表が「車椅子バスケは思ったより操作が難しかったですが、これからも機会があれば頑張って挑戦してみたいのでよろしくお願いします」とあいさつ。主催者を代表して田中さんが、「車椅子バスケが楽しいスポーツであることを、友だちや家族などいろんな人たちにどんどん広めてください。僕たちはいつでも喜んで応援します」と閉会の言葉を述べました。
 体験会は正午前に終了しましたが、男女バスケットボール部の部員たちも社会人クラブチームメンバーの指導で、車椅子バスケを体験させてもらいました。

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