【第36回】充実した名古屋グランパスとの提携授業 サッカーの多様な考え方を学んだ

経営学部地域ビジネス学科2年

濱田直希さん 瓜生直人さん

濱田直希さん(はまだなおき)

安城市出身。野球部だった中学3年生の時、早朝のテレビ中継で観たマンチェスター・ユナイテッド対バルセロナ戦に感動しサッカーファンに。安城農林高校時代から、地元の名古屋グランパスだけでなくFC岐阜(J2)のサポーターをしながら東海学生サッカー連盟事務局運営スタッフとしても活動しています。

 

瓜生直人(うりゅうなおと)

長野県松本市出身。父親の転勤で同県上田市、静岡市清水区、名古屋市で生活。中学1年生の時、母親の実家がある長野県松本市でJ2昇格前のJFL時代の松本山雅(やまが)FCを応援したことでサポーターに。高校時代も通信制の屋久島おおぞら高校松本校で学びながら「ヤマガ」の応援を続けました。

 

 

 名古屋グランパスとの教育連携協定に基づいた全学共通科目「東邦プロジェクトA」(大勝志津穂准教授)の授業が2月3日に終了しました。後期での開講中に、名古屋グランパスがJリーグ開幕の1993年から守り続けてきたJ1からの降格が決まる中、学生たちは2月26日のJ2開幕戦でのグランパス応援グッズの商品化と販売戦略に取り組みました。受講した2年生の瓜生直人さんと濱田直希さんに聞きました。

――名古屋グランパスとの提携による後期授業で学んだ感想を聞かせてください。

濱田 グランパス社員の方々に大学に来ていただき、専門知識に基づいた授業をしていただけるなんてすごいことだと思います。自分も将来はJリーグチームの職員になれたらというあこがれがあり、何でも吸収しようという姿勢で臨みました。受講した7人は学年もばらばらで5人は高校時代はサッカー部。横浜マリノスなど様々なチームのサポーターもおり、サッカーについていろんな考え方、見方があることを知りました。

瓜生 愛知東邦大学が名古屋グランパスと教育提携を結んでいるからこそ実現できた授業で、普通の大学ではなかなかありえないことだと思います。J2降格が取りざたされた大変な時期であったにも関わらず、緻密で丁寧な授業をしてくださったスタッフの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

 

――名古屋グランパスとのコラボ商品として昨年の受講生たちと同様に応援マフラーを制作し開幕戦で販売します。今年は販売するグッズ商品にタンブラーも加えましたね。

瓜生 名古屋グランパスは初めてJ2 リーグを体験します。開幕戦は2月26日、パロマ瑞穂スタジアムでのファジアーノ岡山戦。J1だった昨年のホーム開幕試合はサンフレッチェ広島を豊田スタジアムに迎え2万8000人の入場者がありました。瑞穂は最大で2万人のうえ販売時間も少なくなるなど条件的には厳しい。授業でも熱い議論がありましたが、投票の結果、200枚販売することを決めました。試練の時だからこそ応援は盛り上がるとは思いますが、冷静な判断に落ち着いたと思います。マフラーの販売数は減りましたが、タンブラーも200個販売し、全体での売り上げ増をめざします。

 

――J2チームのサポーターでもある立場から名古屋グランパスの応援で気づいた点はありますか。

濱田 もう少し熱くなってほしいと思いました。地方のJ2チームに比べたらファンが一つになれていないという印象があります。応援席でも例えば男性の大人だけが前面に出て熱くなって、家族ぐるみの応援スタイルが弱い気がします。

瓜生 230万人の名古屋市を代表する魅力は何かと聞かれた時、多くの皆さんは迷うと思う。24万人の松本市なら松本城と答える人もいるし、「ヤマガ」と胸を張って答える人も間違いなくいます。ヤマガが2015年にJ1に昇格した時、名古屋グランパスとの試合では僕はヤマガの応援席にいましたが、応援の熱さが決定的に違うと感じました。

 

――今年の目標を教えてください。

濱田 東海学生サッカー連盟事務局スタッフとしての活動では、大学間の枠を超えていろんな方々との交流ができます。愛知県サッカー協会や日本サッカー協会の方々から指導していただける機会もあります。今年は広報活動の面でリーダーとして成長できればと思っています。もちろん、愛知東邦大学の男女サッカー部も応援しながら。

瓜生 松本山雅FCの登録ボランティアは400人近くいて、毎試合約100人が応援しています。名古屋に住んでいての応援なので、松本までの電車代ももちろん自前。会場ではファンの入場誘導、会場案内、グッズ販売といったサポーター活動も完全なボランティア活動になります。高校生の時から続けているので、そろそろリーダーを任せられるように、活動を通して自分がより成長できればと思っています。

 

――愛知東邦大学の学生の皆さんにアピールしたいことは。

瓜生 サッカーでは日本代表を応援するのと、J1 であれJ2であれ地元チームを応援するのとでは魂の入れ方が全然違ってくるはずです。地元チームを応援することを通して、地域を応援し、盛り上げる楽しさを知ってほしいと思います。

濱田 僕もスポーツが地域にもたらす効果は大きいと考えています。地域のサッカークラブの仕事とはどういうものなのか知りたくて、FC岐阜でのインターンシップも体験しましたが、自分を成長させてくれる貴重な体験になりました。何事も頭の中で考えるだけでなく、実行に移すこと、行動することが大切だと思います。

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