愛知東邦大学

2018.07.19

甲子園で始球式登板する18人の元球児レジェンドに東邦の坂本さんも

 夏の甲子園をめざす球児たちの熱い戦いが大詰めを迎えていますが、今年の第100回記念大会では、8月5日の開幕日から全日程で、夏の甲子園で活躍した元球児たちによる「レジェンド始球式」が行なわれます。始球式登板するのは、甲子園の長い歴史の中で、伝説として語り継がれる活躍をした18人。その一人として、東邦高校の1年生エースとして甲子園を沸かせた坂本佳一(よしかず)さんもマウンドに立ちます。
 坂本さんは1977(昭和52)年夏の第57回大会に出場。1年生ながら決勝まで5連投し、スリムな体形でマウンドを守り続けました。決勝戦では東洋大姫路に延長10回裏にサヨナラ本塁打を浴びて敗れましたが、坂本さんの人気は最高潮に達し、「バンビ」の愛称で全国の野球ファンを沸かせました。甲子園歴史館でも「甲子園ヒーロー登場」として坂本さんの写真が展示されています。

 始球式でのレジェンド登板は開幕戦での松井秀樹さん(石川・星稜)から始まり、坂本さんは大会9日目の8月13日です。
 坂本さんは、「私はほかの皆さんのようにプロで活躍したわけではありませんし、レジェンドと言われるような活躍をしたわけではありません。私でいいのかという思いで、身にあまる光栄です。せっかくいただいたチャンスにどこまで応えられるか不安ですが、41年前に、私がマウンドでいただいた多くのファンの皆さんの応援に恩返しするつもりで投げ込みたいと思います」と話しています。
 東邦高校は7月21日の旭丘高校戦に勝てば愛知西大会Gブロック代表が決定。22日の準々決勝戦を経て、25日に岡崎市民球場で行われる準決勝、27日に同球場で行われる決勝戦に臨みます。坂本さんは27日の西大会決勝戦でも始球式のマウンドに立つ予定です。

 東邦高校が、先輩レジェンド・坂本さんが始球式を務める西大会決勝を勝ち抜き、さらに、坂本さんの待つ甲子園でも悲願の夏初Vに向けての進撃に期待しましょう。
 坂本さんは東邦高校から法政大学に進学。東京6大学野球リーグ、社会人野球の日本鋼管でもプレー。現在、岡谷鋼機(名古屋市中区)に勤務。少年野球を育てるためのNPO活動にも取り組んでいます。56歳。
 写真の坂本さんは「東邦キャンパス」掲載用に2015年11月に撮影したものです。


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