TOHO INTERVIEW

【第48回】全員サッカーで今年こそインカレベスト8に 女子中学生選手の育成でもサポートしたい

女子サッカー部ヘッドコーチ

米澤 好騎さん

米澤好騎(よねざわ・よしき)

 名古屋市出身。愛知学院大学卒。2014年度から女子サッカー部を指導し4年連続でインカレ出場。コーチ就任5年目の2018年度は、日進グラウンドで開校した中学生対象の女子サッカースクール「TOHO Univ. Football Club」の指導も。小2の長男もすでに千種FCでサッカーを始めています。株式会社イープロ勤務。

 大学野球の春季リーグとバトンタッチするように、大学女子サッカーもいよいよ2018年東海リーグが始まります。創部12年目を迎えた女子サッカー部。大勝志津穂監督とともに、31人の選手を率いて5年連続6回目のインカレ出場、そして、越えられなかったベスト8の壁の突破を目指す米澤好騎ヘッドコーチに聞きました。

――愛知東邦大学女子サッカー部はGW中に遠征し、早稲田大や筑波大など関東の強豪校と練習試合を重ねました。

 毎年、春のGW中はチーム全員で遠征してきました。昨年まで利用した群馬県の施設が使えなくなったため、今年は静岡県御殿場市の施設で、関東勢各校との練習試合を通して切磋琢磨しました。3泊4日ですが、御殿場入りする前の1日目は神奈川大学に出向き、対戦してもらいました。神奈川大は、昨年のインカレ2回戦で敗れ、3連覇した早稲田と決勝を戦ったチームです。お互いに主力の4年生が抜け、昨年戦った時のチームとは変わっていますが、愛知東邦大の新チームの選手たちには、自分たちのサッカーとどこが違うのか、実践を通して感じてほしいと思いました。互いのA チーム、Bチームが戦いました。インカレでは一つひとつのプレーで質の違いを痛感しましたが、今回はAチームが1-0で勝たせてもらいました。

――関東の強豪校との試合体験は選手たちの自信にもつながったのでは。

 それはあります。今年は例年以上に力のあるチームに対戦相手になってもらうことができました。5 月3日から5日までの3日間では、A、Bチームに分かれ、毎日2試合を行ないました。A チームは横浜FCシーガルズと0-0、早稲田大と0-1、筑波大、ジェフユナイテッド市原・千葉に各0-1と勝てませんでしたが、東京国際大には1-0、東京女子体育大・日本女子体育大には4-1で勝ちました。王者の早稲田にはさすがに、体力面、フィジカル面での差を感じましたが、やってやれないこともないなとも思いました。普段は対戦することのないチームとの試合でしたので、選手たちにはいい経験になったと思います。さらに言うなら、こういう試合をどんどんやっていかなければと思いました。

――2018年の新チームはどんなチームになりそうですか。

 学生チームの宿命ですが、愛知東邦も主力だったメンバーが入れ替わりました。1年生からメンバーに入っていた4年生の中村陽、竹林佑真、岩田あかり、三浦美紗季らが抜けた穴を埋めるため、新キャプテンの大城穂香、佐々木花菜らの4年生を中心に、例年以上にチーム全員で戦っていかなければなりません。佐々木にはボランチとしてゲームを組み立てる役割を担ってもらいます。2年生の水野亜美、井上莉那らに加え、今年は大阪、佐賀、大分、沖縄、愛知などの強豪校から入学してきた元気のいい1年生たちの活躍にも期待しています。

 ユニフォームも東邦ブランドの新デザインに変わりましたが、まだ「東邦らしくない」という声も聞かれます。ユニフォームを見ただけで、〝東邦の強さ〟を感じてもらえるよう、頑張らなければと思っています。

――東海女子サッカーリーグ1部リーグの2018年シーズンは5月20日の藤枝順心高校戦から始まりますね。

 皇后杯出場では、昨年までは愛知県選手権大会で優勝して東海大会に出場していましたが、2018年は東海リーグ1部が皇后杯出場をかけた東海予選のシードを決める形になります。愛知東邦大、常葉橘高校、藤枝順心高校、伊賀FCくノ一サテライト、藤枝順心Jrユース、磐田東高校の6チームが前期、後期各5試合ずつを戦います。愛知東邦の前期対戦相手は5月20日藤枝順心、6月23日常葉橘、7月14日磐田東、同29日藤枝順心Jr、8月5日が賀FCくノ一。7月14日までの3戦はアウェイです。前期の順位で、皇后杯東海予選での対戦が、 格下の各県代表チームになるか、格上のチャレンジリーグチームとなるか決まります。

愛知東邦大学は今シーズン、Bチームが主体のLiga Student(リーガリーグ)のAグループでも戦っています。4月8日に開幕し、5月6日までの公式戦で3戦3勝です。

 

――愛知東邦大学が2018年度からスタートさせた女子中学生を対象にしたサッカースクール「TOHO Univ. Football Club」はどんな狙いで始まったのですか。

 愛知東邦大学の女子サッカー部員たちも経験していることですが、小学校でサッカーを始めても中学生時代は学校に部活はなかったり、クラブ数が少なかったりなど環境が整っていません。男子と同じクラブチームに入るなどして、みんな苦労してサッカーを続けてきました。中学校に進んでサッカーをやめてしまうケースも多い。そうした中学生たちをが、サッカーを続けられるように、愛知東邦大学として全面的にサポートしていくのが狙いです。

 今年から美しい人工芝に張り替えた日進グラウンドで、大学生選手との交流・指導も含めて私と萩野健太コーチ(2016年経営学部卒)が指導にあたります。1年目は募集PRが遅れたこともあり、参加しているのは中1の3人だけですが、今後、サッカーを続けたい中学生たちの参加が増えてくれればと期待しています。関心のある方はウェブサイトで「TOHO Univ. Football Club」検索してお問い合わせください。